アルプスアルパインの圧接コンタクトの特長

前回は、アルプスアルパインの圧接コンタクトがバネ性をもった電気接点で、従来のコネクタ+ケーブルを使わずに基板間接続ができることをご紹介しました。 今回は、フローティング構造など他社のコンタクトにはない当社圧接コンタクトの特長をご紹介していきます。

ダブルスパイラル接点によるフローティング構造

アルプスアルパインの圧接コンタクトは2つの渦巻状の接点でバネ性をもたせており、そのため振動や衝撃が加わってもフローティングにより相手側の接点パッドに追従し瞬断を防ぎます。
加えて接点ポイントもずれないので、圧接コンタクトの接点が被膜や腐食に乗り上がらないため安定した接続が可能です。

接触信頼性の検証

圧接コンタクトと接触基板を嵌合した状態でH2Sガス試験(3ppm, 48時間)+落下試験(170cm)を行った結果です。

圧接コンタクトの接触信頼性の比較

小型で扱いやすいスクエア形状

他社製のコンタクトと比較すると投影面積で約50%の小型化。さらに扱いやすいスクエア形状のため一極から多極使い、アレイ状への配置などレイアウトの自由度も上がります。

圧接コンタクトのサイズ比較

絶縁コートタイプSCTA□Dシリーズ

2つのスパイラルバネがたわんで接触した際、信号線路が複数できインダクタンスが変化し共振周波数がばらつく可能性がありました。 このため接触部分には絶縁コートを塗布し、バネが接触しても信号線路が安定するSCTA□Dシリーズを準備しています。 SCTA□Dシリーズはアンテナ接続に最適です。

SCTA_Dの絶縁コート

共振周波数のばらつき検証

線路の安定性確認

絶縁コート有無による線路の安定性をアンテナのリターンロスで確認しました。取り付け方(押し込み方)による安定性を確認するため取り付け高さ違い(H0.7, 0.8, 0.85, 0.9, 1.0mm)でそれぞれ10ずつ測定を行い、周波数のGPS帯の1600MHz、Wi-Fi帯の5800MHzで測定しました。

圧接コンタクトの共振周波数検証


圧接コンタクトの信号安定性比較

絶縁コーティングにより信号線路が安定し、共振周波数のずれを低減できたことを確認しております。