前回は、アルプスアルパインの圧接コンタクトがバネ性をもった電気接点で、従来のコネクター+ケーブルを使わずに基板間接続ができることをご紹介しました。 今回は、フローティング構造など他社のコンタクトにはない当社圧接コンタクトの特長をご紹介していきます。
ダブルスパイラル接点によるフローティング構造
アルプスアルパインの圧接コンタクトは2つの渦巻状の接点でバネ性をもたせており、そのため振動や衝撃が加わってもフローティングにより相手側の接点パッドに追従し瞬断を防ぎます。
加えて接点ポイントもずれないので、圧接コンタクトの接点が被膜や腐食に乗り上がらないため安定した接続が可能です。
接触信頼性の検証
圧接コンタクトと接触基板を嵌合した状態でH2Sガス試験(3ppm, 48時間)+落下試験(170cm)を行った結果です。

小型で扱いやすいスクエア形状
他社製のコンタクトと比較すると投影面積で約50%の小型化。さらに扱いやすいスクエア形状のため一極から多極使い、アレイ状への配置などレイアウトの自由度も上がります。
