アルプスアルパインの検出スイッチのこだわり、両面しゅう動接点

アルプスアルパインの検出スイッチは両面しゅう動(摺動)接点の接点構造にこだわっています。
今回はしゅう動接点も含めたアルプスアルパインの検出スイッチの防塵防水の取り組みをご紹介します。

しゅう動接点とは

スイッチの電気接点の構造には用途や電力量などにより色々なものがあります。
当社の検出スイッチは、しゅう動接点を採用しています。
これは可動接点が固定接点を擦りつけながら接触していく構造で、接触と同時に接点間の微小な異物や被膜を除去しながら接触し(セルフクリーニング効果)、微小電流用として高い接触信頼性があります。
更に固定接点の両面を可動接点がはさみこむ構造のものを両面しゅう動接点といい、より高い信頼性があります。

しゅう動接点の図

しゅう動接点以外にもバット式接点のように接点どうしがぶつかって接触する接点構造がありますが、これは主に電源スイッチなど中高圧電流用で被膜を電気で破れる場合などに採用しています。

両面しゅう動接点の信頼性

・塵埃/異物やガスに対する優位性
・衝撃に対する安定性

当社両面しゅう動接点の例

ワイピングによるセルフクリーニング効果
両面しゅう動接点メカニズム

衝撃試験での比較

バウンス、チャタリングの比較データ

アルプスアルパインの防塵防水検出スイッチ

もちろん両面しゅう動接点の前に異物が侵入しないように対策を打つのが先なのは言うまでもありません。
アルプスアルパインでは各種防塵防水構造の検出スイッチも取り揃えています。

検出スイッチの内部構造

ISO規格IP6K7準拠の検出スイッチ(ただし端子部を除く)

IP6K7規格の説明
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  • SPVQCシリーズへのリンク
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ISO規格IP6K8準拠の検出スイッチ(ただし端子部を除く)

IP6K8規格の説明
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